※パロ漫画です。月Lです。
僕を 振り返れ
竜崎
「夜神月・・・何か用ですか」
大学の帰り
構内で聞きなれない声に呼び止められた竜崎はゆっくり声をかけてきた青年を振り返った
「竜崎、学校が終わったら、その・・・・・僕の部屋に来ないか?」
「・・・・」
「た、高いってきいたけどこれで足りるかな・・・あっ」
手が震えて持っていた紙幣が地に舞った
夜神は慌ててかき集める
それからまるでとりつくろうような言葉を並べた
「ぼくの部屋面白いんだよ?壁が赤くて基督の像が38個もある」
彼の様子をじっと伺っていた竜崎は彼と同じように紙幣を拾い始めた
「・・・・今の飼い主は私を1000ドルで買いました」
「そ、そうか・・・・じゃあ全然足りないや・・・・ごめん、やっぱりいい」
彼の口から出た金額に夜神は絶望する。
ふと紙幣を拾う竜崎の喉元が間近に見えた。無意識に誘っている錯覚を覚える。
どのみちこんなはした金では彼は買えやしない。
手に持っていたくたびれた紙幣をポケットにしまおうとした。
すると竜崎は紙幣を一枚、するりと彼の手から抜き取った。
「いいですよ、これで。」
彼は妖艶に微笑んだ。
(中略)
どんなに壁を塗りこめても
窓の外は灰色に沈んでる
僕は色を見たことが無い
生きている君の肉だけが
赤く脈打ってるのがみえる
赤く脈打つ君が欲しい
僕の浅ましい望み
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やっちゃった^^; 大好きな漫画家さんのパロでした・・・・・
途中大分端折って飛び飛びで描いたので知らない人には大変不親切ですね(汗)
この元の話は「渇/望」という漫画で尾※か/お/り/先生の短編集に入ってます。
補足1:竜崎さんは売春してます。月君は彼を買った客
補足2:学校で壁画を描くエピソードがあるんですが、その時に竜崎さんが売春してるのをあんまり良く思わない人からけなされます
とても切ない原作なんですがなんだかものすごく共感と感銘を受けた記憶が・・・・・
十年後古本屋で見っけた時は思わず小躍りしました^^ これ知ってる方は本当にすくないというか皆無なんじゃ;;;;
読んでくださってありがとうございました。先生のファンの皆様すみません。
でもあれ月君が売春してても大分萌なので最初役が逆でした。