<妄想メモ・その2>



「夜神総一郎とLの不※愛」

注意:暗い話で月君の一方的な片思いで愛があんまり関与していない話ですので反転します。



しょっぱなからすみません。パパLです。

夜神総一郎と世界の切り札はこっそり親密になってしまうのですin Lビル。しかも運悪く月君はソレを見てしまうんです。
父と竜崎に流れる濃厚な雰囲気に月君はショックを受けます。父が、母と子供を裏切って誰かに恋をしてる事実が飲み込めない月君は竜崎を問い詰めます。お前が父をたぶらかした、父を返せと詰め寄ります。帰りが極端に少ない父は、いつしか離婚話を母から持ちかけられます。「あなた、わたしもう疲れたわ・・・」
月君は夫婦のやりとりを黙って見守るしか出来なかったのです。

ごめんなさい、と竜崎は謝った。その表情はいつもと変わらない。本心でいっているのか。
「僕に償え」と、月君は竜崎を乱暴に組み敷きます。竜崎は負い目から反抗できません。月君はこの激情が、父を奪われた苦しみだと思ってるようですが、本当は父に対する嫉妬だったのです(ありがち月→L)
感情を揺らすことの無い竜崎に絶望した月君は思い余ってデスノートに手をかけます。気がつけば父の名前を書いていました。 総一郎は死に、思い人に先立たれた竜崎は抜け殻のようになってしまいます。悲しむLに付け込んで月君は竜崎を手に入れます。竜崎が徐々に心を自分にへ移していくように甘い言葉を囁きながらそれはもう可愛がるんです。ですが月君は、牙を失ってもLはLなんだという事に失念していました。
Lが時計に仕込んだ仕掛けに気付き、デスノートを触ってしまうんです。ついにリュークが見えるようになったLは、一つの決心をします。

いつもの通りに月君は竜崎に会いにビルへとやってきますが、Lはもう抜け殻じゃなくなっているんです。月君をはっきりとキラと呼び、敵意をむき出しにしています。
「死神はいろいろな事を教えてくれました。デスノートのこと・・・そして」
目の取引。
「デスノートの所有者の近くには死神が憑いている。死神の目をもってすれば、他人の寿命を知る事が出来る。ただし、所有者の寿命だけは見えない。」
月君は冷静に、なんとかいいわけを考えます。
「だから、何?僕がキラだという証拠があるなら見せてみろよ」
「証拠は、残念ですが見つかりませんでした。ですが、私にはわかります・・・」
「話にならないな」
ただのハッタリだろうとタカをくくった月君。でも竜崎は不気味なほど落ち着いてるんです。
「本当にこの目は便利です。今、私にはあなたの”名前”がはっきり見えますよ」

竜崎は目の取引をしていました。

「何を・・・何を考えてる・・・L」
「さあ。ただ、私は総一郎さんを殺したキラが誰かを突き止めたかっただけかもしれませんね。」
「気安く父を呼ぶな汚らわしい」
「それはあなたでしょう!」
初めて竜崎は感情を露にした。
「・・・・死神、約束を守ります。」
月君はそこで初めてリュークの存在に気がつきます。約束ってなんだ、僕の知らないところで何が起きているんだ。月君は焦ります。
「約束どおり、私の寿命を差し上げます」
「ふざけるな、お前を生かすも殺すも僕の役目だ!」
「・・・あなた、可哀想な人ですね・・・総一郎さんはあなたをとても愛していましたよ・・・ご家族も・・・私はあなたが羨ましかった」竜崎の表情は歪むことなく眠るようにその場に崩れ落ちた。(←リュークが死因を安楽死にしてくれたらしい。)

目の前で竜崎に死なれた月君は、キラと自供して自ら監獄へ入った。その後所有権を放棄し、精神を病んで療養施設で過ごすことになる。

キラ事件も過去の出来事として風化され、月君の状態も穏やかに、平和に過ぎていった。外出許された月君は日光浴をしていた。ある春の日の事。通り過ぎた蝶を目で追っていったら視線の先に死んだはずのLがいた。
「退屈で死にそうです。私と一緒にきませんか?やっぱりあなたがいないと張り合いが無い」竜崎に手を取られ、月君はそのまま竜崎と姿をけす。
帰りが遅い月君を心配した看護師が、月君を迎えに来る。すると木の下で眠る月君を発見する。呼びかけても反応が無い。朝までは元気だった彼は謎の死を遂げていた。何故か手に飴玉を握り締めていた。

彼の死に顔は穏やかだった。


END









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何故かこういう話に走ってしまいます;;;すんません

個人的には結構気に入ってる話です。




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